【レポート】270人!の体験会/日出学園中の全生徒

posted on 2018/11/15

日出学園中学校・高等学校(千葉県・市川市)で11月8日、中学校の全校生徒270人が参加した大規模なライフイズテック1day体験会が開催された。

日出学園は、6年以上前からライフイズテックとキャンプや職場体験などを通じて交流を続け、情報教育に力を入れてきた。情報系授業の選択教科数は全国でもトップクラスという。9月にも希望者対象の3dayキャンプを行なったが、今回のような全校生徒が参加する体験会は初めてとなる。

今回は参加人数が多いため、「iPhoneアプリプログラミング」、「デザインワークショップ」の2パートに分かれ、それぞれ1階のアトリウム、1階アリーナ(体育館)で実施した。例えば、午前にアトリウムでプログラミングを学んだ生徒は、午後は体育館のデザインワークショップに移るという具合だ。

このような大規模な体験会は、ライフイズテックにとっても、中学生に対して直にIT教育に目を向けてもらえる貴重な機会。2つの体験会では、普段はITやデザインにあまり関心がない生徒でも、ゼロから楽しく学べるカリキュラム作りを目指した。

オープニングは、4階視聴覚室で大々的にスタートした。MCの西村諭美・リアルサービス事業部マネジャーが「みんなの生活を変える可能性があるので、今日は楽しんで欲しい」と270人を前に語った。


▲自分だけの渾身アプリが完成

「iPhoneアプリプログラミング」では、AppleがiPhoneアプリの開発をするために提供しているソフト「Xcode」を使い、画面の「+」を押すと表示された数字が増えていく「カウントアプリ」をテキストに沿って作るカリキュラム。現場のメンターによると、アプリ開発の基本となるものだという。


▲パソコンを使わないでデザインを学ぶユニークなカリキュラム


▲思い思いのポスターが次々に完成

デザインワークショップは、金澤直毅・チーフデザイナーが担当。様々なフォントで「STRONG」と記されたA3用紙のデザインシート、白紙のA4用紙、折り紙を用意。「STRONG」から何を連想するかを言葉に変えた後、A3の「STRONG」をハサミで切り取り、折り紙を装飾として利用しながら、まっさらなA4に貼り付けるというもの。同じ手法でポスター作りも学んだ。パソコンがなくても、デザイン・レイアウトが学ぶことがきるユニークなカリキュラムだ。

デザインワークショップを終えた男子生徒(中学1年)は「このようなアナログな方法でデザインを学べるのは驚き。趣味でWebサイトを作っているが、デザインは命。学んだことをサイト作りに生かしたい」と話した。

アプリ作りについて、別の男子生徒(中学1年)は「9月のキャンプにも参加した。自分でゼロから作り上げるのは楽しい」と話した。

日出学園中学校・高等学校教務部長の佐久間究先生は「キャンプに行った子どもは、まるで人生が変わったかのようになるほど反応が良い。どういうカリキュラムにすれば子どもたちの目の色を変えることができるのか。私たち教員も参考にしたいぐらい。毎年の校内イベントにできれば」と話していた。
 
270人の生徒がプログラミングを学ぶ姿を目の当たりにし、ふと「THE BLUE HEARTS」の「未来は僕等の手の中」という曲を思い出した。日出学園の生徒がつかむ未来に期待!

ライター:宮本俊一
プロフィール:1981年、群馬県生まれ。2006年、読売新聞東京本社入社。記者職を中心に歩む。子どもの未来に繋がる仕事がしたいと2018年11月、Life is Tech! に転職。仕事の傍ら2013年からエッセーを書き、「第18回約束(プロミス)エッセー大賞」(産経新聞社主催)などで入賞し、エッセイストとしても活動。「誰にでも分かりやすく」をモットーに、旬な話題を随時アップします!