News
- 2015/7/6
- WEBサイトを開設しました。
- 2015/4/19
- 松下村塾のあった街、山口県萩市にてクラウドファンディングによる出張講座を開催
- 2014/10/1
- ライフイズテック・オーグ 設立
Life is Tech.orgの使命
ライフイズテック・オーグ代表理事
水野雄介
ITは世界や人生を変えるチカラを持っています。
中学生・高校生がITの使い手から作り手になることで、アイデアが形となり、世界中の人たちへ価値を届けることができるようになります。ITを全ての中高生に届け、今まで以上に幸せな人生を歩んでもらうことが、Life is Tech.orgのミッションです。
世界のIT教育はすでに進化しています。シンガポールでは、全学校にITデバイス(PC等)を導入するだけでなくITを活用したものづくりが必修科目となっており、アメリカやイギリスでもプログラミングを必修化する動きが政府のリードのもと推進されています。
しかしながら、現状の我が国においては、中高生がITを学ぶ場が不足しています。インターネットが生活に浸透し、多くの学校にデバイスが配備されるようになりましたが、それを活用するための教育が不足しているのです。
中高生がITを学ぶ場がないのであれば、それを私たちがつくっていきたいのです。私たちはそう考え、これまで株式会社での活動を通して、2010年以来、10,000名以上の中高生にIT教育の機会を提供してきました。
しかし、参加者から対価をいただく活動では、経済的に困難な状況や、障がいのある子どもたちへプログラムを提供することが難しいのが現状です。もっと幅広い地域に、特にIT教育に触れることが難しい地域にも学びの機会を届けていく必要があります。そして、企業や一般協力者の方からも、そういった中高生にプログラムを提供してほしいという声を数多くいただきました。
そこで私たちはNPO法人を設立し、寄付や会費を財源として、これまでIT教育を届けられなかった中高生を対象とした活動を開始しました。
『ITを活用したものづくりを通して中高生が社会を創りだす未来』を、Life is Tech.orgは実現していきます。
水野雄介
課題とソリューション
ITの可能性
ITによって変わる、世界の未来、自分の将来
全国の子どもたちにITを届けるという活動の過程で、私たちは彼らの目覚ましい成長を何度も目にしてきました。「ITによって未来は劇的に変わるんだ」という新たな可能性、そしてそれが「自分にも創れるんだ」という自身の可能性に彼等は気付きます。そしてそれが、例えば学校では思うように成績が伸びなかったり、人間関係に悩んだり、様々な理由で劣等感を感じていた子どもたちにとっての大きな希望となり、再び夢を描くことができるのではないかと考えます。
中でもプログラミングは経済的、地理的、そして身体的な格差の壁を超え、中高生の可能性を広げるために最も適したツールの1つです。一見すると修得するのが難しいと思われがちですが、環境さえ整えばすぐに身につけることができ、自分のアイデアを素早く的確に形にすることができるようになります。自分だけの個性にあふれた作品をすぐに世界中に発信できるという経験もまた、子どもにとって何よりの成功体験となるでしょう。
IT教育が解決できる課題
経済的な事情による
学びの機会格差
厚生労働省がまとめた「国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子どもを対象とする「子どもの貧困率」は16.3%に達すると報告されており、過去最悪の数値が更新され続けています。(2014年7月時点)そういった家庭の子どもたちの多くは、進学塾や習い事などの学びの機会を十分に得ることができません。学びの機会の差は、進学や職業選択の幅の差に繋がり、将来の可能性の差に繋がっていきます。
障がいによって狭められる
職業選択の幅
内閣府発表の平成25年度版「障害者白書」によると、身体障がい者の就業率は、一般の就業率と比べて20~30%ほど低い分布となると報告されています。その理由は様々ですが、障がいをもっているという理由で、職業選択の幅が狭まっているということも、その一つだと考えています。ITの世界ではコード(文字)をもとにものづくりを行い、世の中に自分のアイデアを発信することができます。ITは障がいを持った子ども達の学び方・働き方、ひいては生き方を変える可能性を持っていると考えています。
地方に不足する情報と
教育機会
文部科学省が発表する「全国学力・学習状況調査の結果」(平成26年度4月実施)によると、都市部の子どもたちの方が、基礎学力、応用力ともに高いことが見受けられます。都市部には、名門大学に合格するための大手予備校や進学塾が数多く存在する一方で、地方において塾や予備校の需要は低く、学校以外の学びの場が発展していません。また、大学や企業が少ないために子どもが憧れの存在に出会う機会や、自らの力を試したり仲間と切磋琢磨するような環境も、都市部に比べて少ないというのが地方の現状です。
ソリューション
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震災地支援 (地方×CAMP)
福島子ども力プロジェクトの一環として、ITに興味のある福島の中高生20名を、慶應大学SFCキャンパスで開催される3日間のITキャンプに無料で招待し、子どもたちはアプリ開発やデザイン等のコースを選択しオリジナルの作品を作成しました。
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聴覚障がい者向けIT教室 (障がい×EVENT)
聴覚障がいを持った中高生を対象に、就労の可能性を拡げることを目指した講座をKDDI社と行いました。首都圏の聾学校から60名を超えるメンバーが参加し、手話や筆談を交えながら開発を楽しみました。
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スクール奨学金の支給 (経済格差×SCHOOL・CAMP)
Google社の協賛のもと、1年間スクールでITを学ぶための費用を奨学金として、10名の子ども達に全額支給しました。
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地方出張キャンプ (地方×EVENT)
徳島県海陽町の町役場にて、地方の学生と都会の学生の学ぶ環境の格差問題を解決すべくIT教室を開催。中高生6名が参加し、ゲーム開発やAndroidアプリ開発を行いました。
活動拠点
スクール開催地
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 福岡
キャンプ開催地
- 東北大学
- 東京大学
- 慶應大学
- 早稲田大学
- 東京理科大学
- お茶の水大学
- 名古屋大学
- 立命館大学
- 大阪大学
- 京都大学
- 九州大学等
イベント開催地
- 宮城県仙台市
- 福島県白河市
- 東京23区
- 神奈川県横浜市
- 香川県高松市
- 千葉県流山市
- 徳島県海陽町
- 山口県萩市
- 福岡県福岡市
- その他全国多数
団体情報
名称 | 特定非営利活動法人ライフイズテック・オーグ |
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本部 | 東京都港区南麻布2-12-3 南麻布ビル1F |
連絡先 | TEL:03-5877-4879/FAX:03-5439-9423 |
設立日 | 2014年10月1日 |
役員 代表理事 | 水野雄介 |
理事兼事務局長 | 讃井康智 |
理事 | 小森勇太・松井晋平・築比地健太・土谷正剛 |
会員数 | 現在16名 |
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