昨年の夏に開催されたイベントです。
21世紀を迎えた今、個人がモノをデザインし、製作する「パーソナル・ファブリケーション」という新しいモノづくりのカタチが広まりつつあります。そんな中、子どもから専門家まで、互いに連携しながらオープンな環境でモノづくりを行うFab Labという施設のネットワークが世界中で注目されています。Fab Labとは2002年にMITのNeil Gershenfeld教授によって提唱された市民に開かれた工房の総称です。レーザーカッターや3Dプリンタを含む最先端の機材を揃える傍ら、誰もが自由にモノを作り、ノウハウを共有する環境となっています。
Fab Camp Summer 2013は次世代を担う中高生に、パーソナル・ファブリケーションの醍醐味とモノづくりの面白さを体感してもらうための特別ワークショップです。2日間の日程の中で、普段は触れることのない、最先端のレーザーカッターや3Dプリンタ、電子工作プラットフォーム等を駆使しながらオリジナルの「デジタル小物」をデザインから製作(プロトタイピング)まで、一貫して行なっていきます。
ワークショップの講師はパーソナル・ファブリケーションを学ぶマサチューセッツ工科大学と慶應義塾大学の現役大学院生が担当します。
パーソナル・ファブリケーションだけにとどまらず、一般的な大学での生活や研究、海外留学など幅広く学べるワークショップとなっています。
日 時 | 2日間:2013年8月28日~29日(9:00~17:00) |
---|---|
会 場 | 北仲BRICK 2F/3F 慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボ横浜 |
定 員 | 20名程度(応募者多数の場合は抽選とします) |
参加費 | 27.300円(内訳:参加費20,000円 + 材料費6,000円 + 消費税) |
主 催 | Life is Tech! |
協 力 | 慶應義塾大学田中浩也研究室 , Fab9 |
重要事項 |
・参加対象は、中学生1年生~高校生3年生となります。 ・7/25(木)本申込スタート、8/11(日)締め切り後、8/14(水)迄に参加可否のご連絡致します。 ・宿泊プランは予定しておりませんので、遠方の方は、会場の近くに直接宿をご予約くださいませ。 ・両日程、9:00~17:00までのフル参加できる方のみとなります。 |
参加者には以下のカテゴリから、作るものを選択していただきます。
■レーザーを使ったフォト彫刻アート
■組み立て式のボックス(貯金箱やペン立て形式のもの)
●1日目
Adobe Illustratorを使った2Dデザインを学び、小物の設計を行います。
また、レーザーカッターの使い方を学びつつ、アクリル板や木材をレーザー加工し、小物の制作と組立を行います。
●2日目
Arduinoを使った電子回路・組み込みプログラミングを学び、センサーに反応してモーターを動かしたり、LEDを光らせたりする仕組みを作ります。
その後、2日目の午後に2つを統合し、「暗くなったら光るフォト彫刻」や「お金を入れたら旗が動く彫金箱」等のインタラクティブな小物を仕上げます。
①Adobe Illustrator使用権(Adobe社の協賛)
②アクリル板、及び木材
③Arduinoボード(Arduino UNO)
④温度センサーや光センサー等のセンサー類
⑤LEDやモーター、スピーカー等のアクチュエーター類
⑥ブレッドボード・ジャンパーワイヤーなどの電子工作プロトタイピング機材一式
※作ったものはすべて持ち帰り可能です。
※電子工作については、基本的に必要なものは一式セットに含まれているので、ワークショップ後も自宅にて、継続して改良を施したり、電子工作やプログラミングを行ったりすることが可能です。
⑦パソコン(持参不可の場合は別料金にてレンタル可)
※Mac or Winどちらでも可・Netbookは不可