大手銀行員、5人の会社へ行く
築山康介(つきやまこうすけ)は、大手銀行で働く4年目の銀行員。
彼は、ひょんなきっかけから、5名のベンチャー会社「Life is Tech !(ライフイズテック)」に入社するのである。
ITの世界で起きていることについて、無頓着な康介。
ライフイズテックに参加する事で様々な気づきを得ながら、世界を舞台に戦う人材に成長して行く。

中高生たちがいとも簡単に学んでしまう「世界レベルの仕事」をするための、脅威の7つのステップ!
【ご案内】
「46.地球丸ごとの「世界」を変えている人たち」の章は、高校1年生角南萌さんが執筆したブログより引用させていただきました。現地の写真もあり、より鮮明にシリコンバレーの様子がわかると思います。ぜひお読みいただければ幸いです。[角南萌さんのブログ]
プログラミングを理解して実行力をつけよう 本書内のステップ4にあるスペシャルコンテンツの詳細となります。
著者前書きより
本書は、「世界」を変えるには、どうすればよいか? 「世界」を変えるという事をテーマに書いています。それは、決して突拍子のない大きい事を言いたいわけではありません。
私たちが伝えたかったのは、自分をとりまく「世界」の大きさが人によって違い、自分から半径1メートル以内でも、1キロメートル以内でも、地球まるごとでも構わない、大事なのは、実際に変えるという意識とその手段を知っているかという事なのです。
屁理屈に聞こえるかもしれませんが、私たちのところに来ている中学生や高校生は、大小の差こそあれ、彼らの世界を変えています。
一人の子は、学校の席替えを簡単に。一人の子は、お弁当をつくるお母さんのために。一人の子は、毎日薬を飲む離れて暮らすおじいちゃんのために。
私たちは、中学生、高校生を対象としたスマホアプリ開発、ゲーム制作などのIT技術を教える「Life is Tech !(ライフイズテック)」という教育プログラムを実施しています。夏休みや春休みを利用して短期間で集中的に学ぶ「キャンプ」形式と、毎週通学して学ぶ「スクール」形式、どこでも学べる「オンライン」形式の3つのプログラムを用意しています。「創造する力」と「つくる技術」の習得を目指しています。
世の中にはITに対して、懐疑的な意見を持つ人や、なんだかよくわからないと感じている人が多いように感じています。しかし、ITの中心には、必ず「人」がいます。誰かの世界を圧倒的に楽にしたり、面白くしたりするために、存在しています。その本質的なITの存在意義を私たちは、中学生や高校生に毎日伝えています。
本書では、彼らに伝えているように、「ITの世界の可能性」をより多くの人に知ってもらい、明日からの行動のきっかけにしてもらいたいと考えました。
この本に登場する主人公は、ITの世界をほとんど知らない大手銀行で働くサラリーマン。そんな彼が、Life is Tech !(ライフイズテック)に出会い、中高生の成長を目の当たりにし、自らも成長していきます。
ITの知識がほぼゼロだった私たちが、ITの可能性に魅了されていった原体験を交えながら、7つのステップに分け、物語形式でまとめています。おそらく、本書を読み終わった時、主人公と同様に、ITの存在意義をより深く理解でき、実際に明日から行動するための糸口が見つかるはずです。
私たちは、中高生や、彼らの保護者によくこう伝えます。
「英語がわかると、世界中で、話せる人が何十倍にも増え、得られる情報も何十倍も増える。ITも全く同じです」
将来、全員が、プロのプログラマーやデザイナーになるために技術を教えているのでありません。21世紀を生き抜くひとつの力として、ITを活用する方法を教えています。極端な話をすれば、すべての中高生がITを学ぶべきだと考えています。
しかし、ITは、諸刃の剣で、世界を広げるポジティブな一面と、誰かを傷つけるネガティブな一面も持ち合わせていることも事実です。私たちは、中高生にとって、もっとも重要なのは、技術力ではなく、それを使いこなす精神だと考えています。そのためには、成功体験を積み、自ら考え、時には、人と衝突する中で、大人になることが重要なのです。 そして、その成長のサイクルをまわす上で、もっとも適した手段をITだと考え、ライフイズテックでは実践しています。
Life is Tech ! (ライフイズテック)というサービスが始まって、丸3年。
なぜ、ITを学ぶことで、可能性が広がるのか?
世界を変えるには、実際どうすればよいのか?
この3年間の私たちの試行錯誤から生まれた、ひとつの「答え」を余すところ無くお伝えしていければと思っております。
本書が、皆様の明日へのきっかけになれば、これほど嬉しい事はありません。
2014年4月 目黒オフィスにて
ライフイズテック株式会社
水野雄介・小森勇太
筆者プロフィール
水野雄介 みずの・ゆうすけ
1982年、北海道生まれ。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒、同大学院修了。大学院在学中に、開成高等学校の物理非常勤講師を2年間務める。その後、株式会社ワイキューブを経て、2010年、 ライフイズテック株式会社を設立。14年に、同社がコンピューターサイエンスやICT教育の普及に貢献している組織に与えられる “Google RISE Awards ” に東アジアで初の授賞となるなど世界的な注目を浴びている。「日本のIT界にイチロー並みの人材を送り出す!」を目標に世界を駆け回る日々。
小森勇太 こもり・ゆうた
1983年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒。株式会社ワイキューブで、『エンターテイメント×採用』の商品開発を行い、企業の採用戦略の新しい形を創る。株式会社SCRAPで『リアル脱出ゲーム』のディレクターを経て、ライフイズテック株式会社を水野とともに設立。著名なIT企業の採用企画立案を多く手がけるほか、ライフイズテックのプログラム企画運営、ブランディングなど幅広い活動を手がけている。一般財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー。